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3/26/2012

魯迅著「故郷」 その2

昨日の続きです。
小6の三浦少年は国語授業の課題で「故郷」の感想文を書き、先生に褒められました。担任は佐藤兵助先生ですが、国語は若い独身女性の古谷先生でした。その古谷先生に褒められたのが嬉しくて、三浦少年はそれ以来 国語・文学・古文・漢文に精通し、大学受験も国語で点数を稼ぐのでした。これは後日談。

何を書いたのでしょうか、今となっては覚えておりません。
人は褒められて成長する、上達していくのだと思います。(その逆の事が中3でありました。)
仕事であるカルチャー講座の中で 褒めてその気になってもらう事を心がけたい のですが、忘れてしまう時が多いですね。反省!

魯迅の著作はシニカルな内容が多く、読者・登場者を褒められていることが少ないと思います。
理由があります。
1900年代の中国は欧米列強・ロシア・日本に国を事実上支配され、中国国民は卑屈で自己を卑下した立場・生活に追いやられます。魯迅はその姿を小説、随筆の中で書き、叱咤し、叱りとばすのです。とても褒めることができない実情だったのでしょう。
中国の人口は17億と言われています。その国民と親しくなり、競合するのではなく、お互いに褒めあっていくお付き合いができれば、アジア経済は欧米経済を抜いて、もっと良い環境になるのではないかと思います。
(0326-2012)
追記:
肝心の 「藤野先生」の事を書き残してました。
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi6/mm6-3.htm
藤野先生という著作でも、二人の間は許しあう事がないようにみえます。しかし、
日本を離れた後で書きたい気持ちがあるほど、実際は許しあうことがあったと思いたいのです。
仙台=東北大学=藤野先生という、現代に残る 「絆」 の間柄が震災後これからの財産になればと思います。